Excel に付属している基本的な分析ツールでは処理できない、予測や回帰、品質管理図などの統計分析を行うニーズに迫られたことがありませんか。あるいは Excel の統計ツールでは十分な精度が得られないと感じたことはないでしょうか。StatTools を利用すれば、Excel にパワフルな新しい統計ツールセットを統合してこのような問題に対処することが可能です。

Lebedev Consulting 社
南アフリカ プレトリア
StatTools は最もよく使われる統計処理を行えるだけでなく、新しいカスタム分析を追加するための従来にない優れた機能も備わっています。StatTools は Excel の組み込み統計関数を独自の堅牢な高速計算関数で置き換えます。Excel の組み込み統計計算は正確さに欠けることがあるため、StatTools ではこれらを一切使用しません。すべての StatTools 関数は真の Excel 関数なので、ネイティブの Excel 関数と同様に機能します。30 種類を超えるさまざまな統計関数と 9 つの組み込みデータ ユーティリティが付属しており、予測、時系列、記述統計関数、正規性検定、グループ比較、相関関数、回帰分析、品質管理、ノンパラメトリック検定、その他の機能が用意されています。
StatTools には「ホットリンク」を用いたライブ統計計算機能も用意されています。データセットの値を変更すると、統計レポートが自動的に更新されます。したがって分析を手動で再実行する必要はありません。
StatTools は完全に日本語化されています。メニュー、ダイアログ ボックス、ヘルプ ファイル、そしてサンプル ファイルもすべて日本語です。StatTools は英語、は英語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、および中国語の各バージョンをご利用いただけます。
StatTools の基本操作を学ぶ
StatTools 機能の説明ビデオを見る (英語で)
バージョン 7.5
» StatTools 7.5 の新機能の詳細 (英語で)
産業
政治
スポーツ・ゲーム
使用例
売上予測
ポートフォリオ管理 リアル オプション分析 退職プラン 融資判断
価格設定分析 生産品質管理
カスタマ サービス改善 ケアの品質改善
研究 シックス シグマと品質分析
新製品分析 製品ライフ サイクル分析 マーケティング 需要予測 国勢調査、労使、住宅、経済政策
絶滅危ぐ種保護
世論調査・戦略計画
ドラフト指名
配当率設定 |
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StatTools の仕組み
まず最初に StatTools でデータを定義します。そして、定義したデータセットに対して 30 種類を超えるさまざまな分析ツールのうち、状況に適したものを選んで実行します。
StatTools を使用すると、データセットと変数を管理するための使いやすい高度な機能が Excel に追加されます。Excel にあるデータから、分析の対象となる変数を指定したデータセットをいくつでも直接定義できます。StatTools はデータのブロックをインテリジェントに分析した上で、変数の名前と位置を提案してくれます。データセットと変数は複数のワークブックに保存が可能なので、必要に応じて自由にデータを管理できます。変数を定義したら、これらを参照する統計分析を行います。Excel でデータを何度も選択する必要はありません。StatTools は、Excel 2007-2010 で拡張されたワークシート サイズに完全対応しています。また、複数のワークシートにわたる変数を定義することも可能です。
データセットを定義したら、実行する統計処理を StatTools メニューから選択するか、独自の処理を作成することもできます。統計処理を作成する場合、完全なオブジェクト指向プログラミング インターフェイスである Excel デベロッパー キット (XDK) が付属しています。Excel の組み込み VBA プログラミング言語を使ってカスタムの統計処理を追加することにより、StatTools に組み込まれているデータ管理、グラフ、およびレポートの各ツールをフルに活用できます。
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StatTools の分析機能
StatTools で使用できる統計分析は、その特性によりいくつかのグループに分けることができます。
統計的推定: このグループの分析機能は、最もよく使われる信頼区間と仮説検定の統計的推定を実行します。
予測: StatTools には時系列変数の予測を行う手法がいくつか用意されています。まず移動平均比率方法と季節性乗法モデルを使って、データから季節性を排除できます。その後、いずれかの予測手法を使用して季節性を排除したデータの予測を行い、最後にこれらの予測データに季節性を再び加味して元の単位に戻します。
予測結果には、さまざまな計算値 (例えばホルト法の場合は平滑化されたレベルとトレンド、移動平均法の場合は季節要因など)、予測、および予測誤差を示す一連の列が含まれています。また観測データへのモデルの適合度を追跡するための集約尺度 (MAE、RMSE、MAPE) も報告されます。さらに、元の時系列のプロット、予測を重ね合わせた時系列プロット、および予測誤差のプロットといった、いくつかの時系列プロットも生成されます。季節性を排除する場合、元の時系列と季節性を排除した後の時系列の両方についてこれらのプロットが生成されます。
分類分析: StatTools には判別分析とロジスティック回帰の両方が用意されています。判別分析では、特定の変数が数個のグループのうちどれに属するかを判断します。一方のロジスティック回帰では、応答変数が 0 (失敗) または 1 (成功) となる非線形タイプの回帰分析を行います。そしてその後、成功の確率を予測します。
データ管理: このグループの分析機能は、データの順序を入れ替えたり、新しい変数を作成したりして、データセットをさまざまな方法で操作します。これらの操作は通常、統計分析を実行する前に行われます。
サマリー分析: このグループの分析機能を使用して、単一の変数または対になった変数の数値集約尺度を計算できます。
正規性の検定: 多くの統計的処理では一連のデータが正規分布に従うことが前提となるため、この仮定を確認する方法があると便利です。StatTools には、カイ二乗、リリフォース、および Q-Q プロットという一般的な 3 つの検定が用意されています。
回帰分析: これらの各分析で、実行された回帰方程式の集約尺度、各回帰の ANOVA テーブル、および推定回帰係数とその他の統計のテーブル、の各出力が提供されます。また、フィット済み値と残差の 2 つの新しい変数を作成するオプションを利用できるほか、いくつもの診断散布図を作成することも可能です。
品質管理図: これらの処理は、工程が統計的管理内にあるかどうかを判断するために管理図を作成します。各処理が、受け入れた時系列データを管理図にプロットします。作成された管理図により、データが管理限界内に収まっているかがわかります。また、中心線の上下に長い連がないかなど、その他のランダムでない傾向の有無を検査できます。これらの各処理では図を作成するために全データを使用するか、データの一部のみを使用するかを選択するオプションがあり、特定のデータに基づくか、以前のデータの限界に基づいて管理限界を設定することができます。
ノンパラメトリック検定: ノンパラメトリック検定は、使用できるデータ量が少ない場合に正確な推定を行うために使用できる統計処理です。一般に知られている多くのパラメトリック仮説検定よりも堅牢な機能が備わっています。ノンパラメトリック検定は、パラメトリックの仮定 (例えば正規分布) や、基盤となる分布に関する全般的な仮定を行わなくても実行できます。ほとんどの場合、従来のパラメトリック検定よりもノンパラメトリック検定の方が容易に適用でき、より明確な解釈を得ることができます。
Excel ならではの使いやすさ
真の Microsoft Excel アドインである StatTools は、お使いのスプレッドシートに完全に統合されています。データの参照、定義、そして分析までのすべてを Excel で直接実行できます。StatTools は Excel の組み込み統計機能を独自の堅牢な高速計算関数で置き換えます。すべての StatTools 関数は真の Excel 関数なので、ネイティブの Excel 関数と同様に機能します。StatTools の計算処理ではマクロの代わりに C++ .DLL を使用してパフォーマンスを最適化しています。
統計的推定 予測処理 分類分析 データの管理 |
サマリー分析とグラフ 正規性検定 回帰分析 品質管理 ノンパラメトリック検定 (インダストリアル版のみ): |
StatTools は、プロフェッショナル版とインダストリアル版の 2 つのエディションで提供されています。StatTools インダストリアル版には拡張データセットが追加されています。拡張データセットを使うと複数のワークシートにわたる変数を定義できます。プロフェッショナル版では各変数につき 10,000 個のデータ ポイントを使用できます。
特長
Excel で新しい統計処理を実行
Excel に完全統合
入力データの変動に合わせてライブ更新
インテリジェントなデータ管理
大きなデータセットの処理 - Excel 2010 のワークシート サイズに対応
Excel ベースのレポートとグラフ機能
Excel データへのアクセス
Excel ワークブック内へ結果を保存
Excel デベロッパー キット (XDK)
利点
精度の低い Excel 関数を置換して広範な分析を実行
すべての操作をスプレッドシートで直接実行し、使い方を素早くマスター
統計レポートとグラフに常に最新のデータを反映
データセットの迅速定義、複数データセットの管理
無制限量のデータを分析可能
すべての StatTools レポートを完全カスタマイズ
あらゆるソースからのデータを Excel にインポート
Excel ユーザーとの StatTools レポート共有 (StatTools をインストールしていないユーザーとも共有可)
プログラミング インターフェイスにより Excel VBA を使用して StatTools にカスタム手順を定義
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Southern California Edison 社
DecisionTools Suite 日本語版コンポーネント
StatTools は単体製品として購入できるほか、Palisade 社の完全リスク分析・意思決定分析製品 DecisionTools Suite の一部としても提供されています。DecisionTools Suite には、Excel にモンテカルロ シミュレーションを使ったリスク分析機能を追加する @RISK、仮説分析ソフトウェアの BigPicture、マインドマップとデータ調査 PrecisonTree、仮説分析を行う TopRank、そしてデータ分析などを行う NeuralTools と StatTools といった数多くのツールが含まれています。
StatTools は DecisionTools のすべてのプログラムに完全対応しており、これらと併用することでさらに優れた洞察と分析結果を得ることが可能になります。例えば次のような使い方があります。





StatTools と @RISK を併用してシミュレーション結果の信頼区間を取得します。また @RISK 関数を StatTools の時系列予測結果に適用して、可能な結果について時系列分析だけを行うよりもさらに正確なシミュレーションを実行できます。その後、予測利益を最大化する要素の最適な組み合わせを見つけるには、モデルに対して同じ @RISK 関数を使って RISKOptimizer を実行します。
StatTools と @RISK の併用例を見る (in English)
» DecisionTools Suite 日本語版について
セット製品で 5 割引のお買い得
DecisionTools Suite は、製品を別々に購入するよりもお得な価格設定になっています。すべての製品を個別注文した場合に比べると、その半額以下で購入できます。DecisionTools Suite なら、最強の分析ツールがお手頃価格で手に入ります。» 価格比較表
ライセンスとトレーニング
StatTools は企業、ネットワーク、教育機関向けなど、さまざまなライセンス オプションを通じて入手できます。ご購入のお客様には、ソフトウェアを最大限に活用するのに役立つトレーニング、コンサルティング、およびマニュアルが提供されます。
その他の製品・サービス: 『StatTools を使った統計学の習得』
『Learning Statistics with StatTools (StatTools を使った統計学の習得)』は、StatTools および統計理論全般をフルに活用するための実用的でわかりやすい入門書です。この書籍はソフトウェア マニュアルの範囲にとどまらず、実世界の多岐にわたる問題に統計学をいかに応用できるかを解説したものです。各章は StatTools のメニュー構造に対応する一連の統計処理ごとに分かれています。また、お客様のニーズに合わせてカスタマイズが可能なサンプル モデルも付属しています。
100% Excel
StatTools の計算処理は 20 年以上の実績を誇る Palisade 社のサンプリングおよび統計技術を使用してすべてが完全に Excel 内で実行されます。Palisade ソフトウェアでは、処理高速化のために外部再計算機能によって Excel を書き換えることはありません。これは、サポートされない、または不完全な複製マクロや関数の使われている再計算を 1 度実行しただけで、最終結果が大幅に違ってしまう可能性があるからです。また、その食い違いがいつどこで発生するかもわかりません。正確な結果を手に入れるには、是非 StatTools をご利用ください。
要件: @RISKとDecisionTools Suiteソフトウェアは、Microsoft Windows Vista 以降で動作するMicrosoft Office 2007以降のすべての32ビット版および64ビット版と互換性があります。
64 ビット対応
DecisionTools Suite の全製品は 32 ビット版と 64 ビット版の Excel 2010、およびそれ以前のバージョンに完全対応しています。ただし、@RISK の Project 関連の機能は 32 ビット版 Microsoft Project 2007-2013 と互換性がありますが、Microsoft Project 2010 の 64 ビット版には対応していません。
64 ビット技術によって Excel と DecisionTools Suite の各製品がこれまで以上に大量のコンピューター メモリを利用できるようになったことから、より大きなモデルを使用した、さらにパワフルな計算が可能になりました。